2026年09月23日
更新日:2026年09月23日
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グラボのコイル鳴きは故障?「ジー」という異音を抑える6つの対処法

楽しみにしていた最新のゲームを起動した瞬間、パソコンの本体からジーやキーンという不快な高周波音が響き渡る。

画面の動きやフレームレートに合わせて音が大きくなったり小さくなったりして、思わず画面から目を切ってPCケースを覗き込んでしまった。そんな経験はありませんか。

高価なグラフィックボードやゲーミングPCを買ったばかりであればあるほど、パーツが故障して壊れる前兆なのではないかと思いますよね。

不快な異音が気になって、大好きなゲームにまったく集中できないお気持ちは痛いほど分かります。

結論からお伝えすると、この音の正体はコイル鳴きと呼ばれる物理現象です。そして安心してください。

コイル鳴きが原因でグラフィックボードが壊れたり、PCの寿命が縮まったりすることは一切ありません。

この記事では、コイル鳴きが発生する詳しい仕組みから、初期不良としての保証交換の現実、そして今すぐ自宅で試せる6つの静音化アクションまで分かりやすく解説します。

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グラボのコイル鳴きとは?

まずは、なぜグラフィックボードからあの不快な音が鳴り響くのか、その原因と仕組みを紐解いていきましょう。

コイル鳴きが発生するメカニズム

グラフィックボードの基板上には、安定した電力を供給するためにインダクターと呼ばれるコイル部品がいくつも並んでいます。

ゲームを起動してグラフィックボードに大量の電流が流れると、コイル内部で強い磁束が発生します。

この磁束の力によってコイルの巻線や周りの樹脂パーツが目に見えない速さで細かく振動し、その振動が空気中に音として伝わるのがコイル鳴きです。

つまり、冷却ファンが物理的にどこかに引っかかっている音ではなく、純粋な電気的・磁気的な微振動の音なのです。

どんな時に鳴りやすい?

コイル鳴きは、グラフィックボードが本領を発揮して大量の電力を消費している高負荷時に発生しやすくなります。

特に、ゲームの起動画面やメニュー画面などで意図せず何百fpsという超高フレームレートが出ている瞬間や、4K解像度の最高画質設定でグラボの使用率が限界近くまで上がっている時に目立ちます。

画面の動きに合わせて音が変わるのは、グラフィックボードの処理負荷がリアルタイムで変動し、流れる電流の量が変化している証拠でもあります。

コイル鳴きは初期不良や保証交換の対象になるのか

ジーという音が鳴り響いていると、今にもパーツが焼き切れてしまうのではないかと心配になりますよね。

ここでは、故障のリスクとメーカー・BTOショップでの保証対応の現実について説明します。

コイル鳴きでグラボが故障・破損することはない

はっきりと断言しますが、コイル鳴きが発生しているからといってグラフィックボードが故障しているわけではありません。

パーツの動作不良や寿命の縮小、あるいは他のパーツへ悪影響を与えるようなリスクは一切ありません。純粋に音という人間の聴覚上のストレスの問題です。

性能自体は100パーセント発揮されている状態ですので、パーツが壊れる心配をする必要はないのです。

メーカーやBTOの初期不良・保証対応の現実

異音が不快だから交換してほしいと思われる方も多いはずです。

しかし、非常に心苦しい現実として、コイル鳴きはほとんどのPCメーカーやパーツ代理店で製品仕様(個体差)と判断されます。

電気を流せば物理的に微振動が発生する仕組み上、完全に音をゼロにすることは難しく、初期不良としての無償交換や返品の対象外となるケースが大半です。

からこそ、ご自身の環境で今すぐできる軽減対策を試すことが最も現実的で効果的な解決策となります。

グラボのコイル鳴きを抑える6つの対処法

それでは、ご自宅で今すぐ実践できるコイル鳴きの軽減方法を6つ紹介します。

上から順に試しやすい設定となっていますので、ぜひチェックしてみてください。

ゲーム内のフレームレート(fps)に上限を設定する

最も簡単で効果を見込めるのがフレームレートの上限設定です。

これはグラボの性能を無理に落とす(制限する)のではなく、モニターが描写しきれない「過剰な負荷」を適正化するための設定です。

モニターの表示能力(144Hzや240Hzなど)を大幅に超えるフレームレートが出ている場合、画面には反映されない無駄な映像処理のためにグラボがフルパワーで動作してしまい、これがコイル鳴きの大きな原因となります。

ゲーム内の設定画面やNVIDIA Control Center、AMD Softwareなどから、お使いのモニターに合わせて上限値を設定してみてください。

体感上の滑らかさやパフォーマンスを損なうことなく、コイル振動を効果的に抑えることができます。

実際に、過去の修理対応において「『VALORANT』プレイ時にフレームレートが1000fpsほどまで跳ね上がってコイル鳴きを起こしていたPCで、数値をモニターのリフレッシュレートに合わせたところ、症状が直った。

という解決実績もあります。

グラフィック設定を調整してGPUの負荷を下げる

ゲームの画質設定を微調整して、グラフィックボード全体の負荷を少しだけ下げてあげるのも効果的です。

レイ・トレーシング機能をオフにしたり、シャドウ(影)の品質や解像度スケールを1段階下げたりするだけで、消費電力が落ち着いて振動が軽減されます。

最高画質へのこだわりと静音性のバランスを見極めるのがポイントです。

電源ユニットの容量・品質やコンセントの接続環境を見直す

意外と見落とされがちなのが、パソコンへ電力を送る電源環境の問題です。

壁のコンセントからタコ足配線で大量の家電を繋いでいると、ノイズを含んだ不安定な電流がパソコンに流れ込み、コイル鳴きを引き起こしやすくなります。

PCの電源プラグは壁のコンセントへ直接挿すか、ノイズフィルター付きの電源タップを使用してみてください。

また、電源ユニットの容量に余裕がない場合も発生しやすいため、大容量かつ高品質な電源への変更も有効です。

ソフトウェアでグラボの電力制限を行う

グラフィックボードに供給する電圧をわずかに下げるアンダーボルト(省電力化)と呼ばれる設定を行う方法です。

MSI Afterburnerなどのツールを使用し、性能をほぼ落とさずに消費電力と発熱を抑えることで、コイルの振動を根本から小さくできます。

多少のPC知識が必要となりますが、静音化において非常に強力な手段のひとつです。

PCケースの設置場所変更や静音化を図る

不快な高周波音を物理的に遮断するアプローチも一案です。

パソコン本体を耳のすぐ横(デスクの上)から足元や少し離れた位置へ移動させるだけでも、体感の音量は大幅に下がります。

また、静音性に優れ防音シートが内蔵されたPCケースを採用したり、ケースの側面に遮音パネルを取り付けたりするのも有効です。

経年変化による自然静音化を待つ

新品のグラフィックボードを購入したばかりの場合、しばらく高負荷で使い込んでいくうちに音が小さくなっていく現象がよく見られます。

これは、通電による熱で基板やコイル周辺の固着樹脂が馴染み、微振動が収まっていくためです。

購入直後に音が気になっても、数週間ほど普段通りゲームを楽しんでいるうちに自然と気にならなくなるケースも珍しくありません。

コイル鳴きを防ぐPCパーツの選び方と相性

今後パーツを新調する際や、自作PC・BTOパソコンを構成する際に覚えておきたいパーツ選びの知識をお伝えします。

高品質な電源ユニットを選ぶ重要性

コイル鳴きは、グラフィックボード単体だけでなく電源ユニットとの組み合わせによって発生確率が大きく変わります。

電源ユニットから供給される電流の波形が綺麗であればあるほど、グラボ側のコイル振動は発生しにくくなります。

変換効率が高く品質の良いパーツが使われている80 PLUS Gold認証やPlatinum認証の電源ユニットを選ぶことが、コイル鳴きリスクを減らす第一歩です。

関連 ゲーミングPC用電源ユニットの選び方!W数と80 PLUS認証の失敗しない基準

電源ユニットとグラボの相性によるコイル鳴きの変化

同じグラフィックボードであっても、繋ぐ電源ユニットの種類を変えた途端にコイル鳴きが完全に消えることがあります。

これはパーツ同士の電気的な相性によるもので、どちらかのパーツが不良品というわけではありません。

もし電源の買い替えを検討する場合は、現在の容量よりもワンランク上の余裕を持った高品質電源を選ぶのがベストです。

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コイル鳴きの対処法を試しても改善しない場合や、最初から静音性とパフォーマンスのバランスが取れたパソコンが欲しいとお考えなら、BTOメーカーのMDLにお任せください。

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MDLのおすすめ人気ゲーミングPCモデル3選

静音バランスに優れ、最新ゲームを快適に遊べるMDLの厳選おすすめモデルを3つ紹介します。

Ryzen 7 5700X × RTX 5060 Ti

商品詳細はこちら

項目 内容
モデル名 MD56T57
OS Windows 11 Home / Windows 11 Pro
CPU AMD Ryzen 7 5700X (3.4GHz-4.6GHz/8コア/16スレッド)
CPUクーラー 純正空冷 / 強力空冷 / 簡易水冷 / 温度表示可能簡易水冷
グラフィック NVIDIA GeForce RTX 5060 Ti GDDR7 8GB
メモリ 16GB / 32GB / 64GBメモリ 【DDR4】 ※デュアルチャネル
M.2 SSD 500GB SSD 【Gen.3】 / 1TB / 2TB / 4TB 【Gen.4】
チップセット AMD A520 チップセット
電源 650W / 850W / 1000W 【80PLUS GOLD】
保証期間 ①1年間のセンドバック保証 ②公式LINEによるアフターサポート ③将来的なカスタマイズや修理における購入者割引
本体サイズ 210mm(幅)x422mm(高さ)x365mm(奥行き)

高い処理性能と安定した省電力性を併せ持つ、高フレームレート重視のミドルスペックモデルです。

優れた電力効率のおかげでシステム全体の負荷が安定し、駆動音やコイル鳴きのリスクを極力抑えつつ最新FPSゲームでも快適な動きを実現します。

コスパと性能のバランスを取りながら静かにゲームを楽しみたい方におすすめです。

▷Ryzen 7 5700X × RTX 5060Tiの詳細はこちら

Ryzen 7 7800X3D × RTX 5070

商品詳細はこちら

項目 内容
モデル名 MD5778
OS Windows 11 Home / Windows 11 Pro
CPU AMD Ryzen 7 7800X3D (4.2GHz-5.0GHz/8コア/16スレッド)
CPUクーラー 強力空冷 / 簡易水冷 / 温度表示可能簡易水冷
グラフィック NVIDIA GeForce RTX 5070 12GB GDDR7
メモリ 16GB / 32GB / 64GBメモリ 【DDR4】 ※デュアルチャネル
M.2 SSD 500GB SSD 【Gen.3】 / 1TB / 2TB / 4TB 【Gen.4】
チップセット AMD B650 チップセット マイクロATXマザーボード
電源 750W電源【80PLUS BRONZE】
1000W電源【80PLUS GOLD】
1200W電源【80PLUS PLATINUM】
保証期間 ①1年間のセンドバック保証 ②公式LINEによるアフターサポート ③将来的なカスタマイズや修理における購入者割引
本体サイズ 210mm(幅)x422mm(高さ)x365mm(奥行き)

ゲーム性能に特化した最強クラスのCPUと最新GPUを組み合わせた、屈指のハイスペックモデルです。

大容量キャッシュを備えたCPUのおかげで重い3Dゲームでも処理に余裕が生まれ、不要な電力スパイクを防止します。

高画質・高解像度でのゲームプレイを最高の静音環境で突き詰めたいゲーマーに最適な一押しの1台です。

▷Ryzen 7 7800X3D × RTX 5070の詳細はこちら

Ryzen 7 7800X3D × RX 9060 XT

商品詳細はこちら

項目 内容
モデル名 NEO96783D
OS Windows 11 Home / Windows 11 Pro
CPU AMD Ryzen 7 7800X3D (4.2GHz-5.0GHz/8コア/16スレッド)
CPUクーラー 強力空冷 / 簡易水冷 / 温度表示可能簡易水冷
グラフィック AMD Radeon RX 9060 XT 16GBGDDR6
メモリ 16GB / 32GB / 64GBメモリ 【DDR4】 ※デュアルチャネル
M.2 SSD 500GB SSD 【Gen.3】 / 1TB / 2TB / 4TB 【Gen.4】
チップセット AMD B650 チップセット マイクロATXマザーボード
電源 650W電源【80PLUS GOLD】
850W電源【80PLUS GOLD】
1000W電源【80PLUS GOLD】
保証期間 ①1年間のセンドバック保証 ②公式LINEによるアフターサポート ③将来的なカスタマイズや修理における購入者割引
本体サイズ 210mm(幅)x422mm(高さ)x365mm(奥行き)

優れたゲーム処理能力を持つCPUに、大容量グラフィックメモリを搭載したGPUを合わせた高コスパモデルです。

VRAM容量に余裕があるため、高解像度テクスチャを読み込む際もグラフィックボードへ急激な負荷がかかりにくく、安定した静音性をキープします。

重いゲームや動画配信などを快適かつ静かにこなしたい方にぴったりです。

▷Ryzen 7 7800X3D × RX 9060 XTの詳細はこちら

よくある質問(FAQ)

Q. ゲーム起動時に「ジー」「キーン」と音が鳴りますが、故障や壊れる前兆でしょうか?

故障や破損の前兆ではありません。
これは大量の電流が流れた際にコイル部品が微振動して発生する「コイル鳴き」という物理現象です
。
パーツの寿命が縮まったり性能が低下したりする心配はなく、純粋な音(聴覚上)の問題です
。

Q. コイル鳴きが不快な場合、初期不良として新品に交換してもらえますか?

原則として初期不良交換の対象外(製品仕様・個体差扱い)となる場合がございます。
電気を流す構造上発生を防ぐのが難しいため、交換に応じてもらえないケースが大半です。
そのため、手元でできる設定変更や環境改善を行うのが最も効果的な解決策です。

Q. 「コイル鳴き」か「冷却ファンの軸飛び・干渉音」かを見分ける方法はありますか?

MSI Afterburnerなどのソフトを使って手動でグラボのファン回転数を「0%」にするか、セミファンレス機能でファンが完全に止まっている状態でゲームを起動してみてください。
ファンが止まっているのに「ジー」と鳴る場合はコイル鳴き、ファンが回り始めた瞬間に「カラカラ」「シャリシャリ」と鳴る場合はファンの不調・干渉音です。

Q. ヘッドセットをしていても聞こえるほどの爆音なのですが、諦めるしかありませんか?

メーカーの標準保証では初期不良対象外でも、購入店舗の「ワンコイン相性保証」などの独自保証に加入していれば交換可能な場合があります。
また、極端な爆音(生活音を大幅に超えるレベル)であれば、異音動画を撮影してショップや代理店に相談することで、個別交換に応じてもらえるケースも一部あります。

Q. グラフィックボードではなく、電源ユニット側からコイル鳴きが発生することはありますか?

あります。
電源ユニット内部のトランスやコイルも同様の仕組みで異音を発します。
グラボを高負荷にしたタイミングで電源ユニット側が共振して鳴り出すことも多く、グラボと電源ユニットの「電気的相性」によって発生の有無が変わります。

まとめ

今回は、グラフィックボードのコイル鳴きが発生する原因と、不快な異音を抑えるための具体的対処法について詳しく解説しました。

最後に重要なポイントを振り返りましょう。

① コイル鳴きは電流と磁束による物理振動であり、パーツの故障や壊れる前兆ではない

② 多くのメーカーで製品仕様扱いとなるため初期不良交換は難しく、自力での対策が効果的

③ 最も手軽で効果的な対処法は、ゲーム内のフレームレート(fps)に上限を設定すること

④ 電源タップのタコ足配線解消や、高品質な電源ユニットへの見直しも有効

コイル鳴きの正体を正しく知れば、パーツの破損を恐れる必要はありません。

適切な設定と環境改善を行って、静かでストレスフリーな最高のPC環境を作り上げましょう。

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この記事の監修者
鈴木 廉
株式会社モダンデザイン 代表取締役 / MDL運営
累計販売台数40,000台以上のBTOゲーミングPCブランド「MDL」を運営。高性能で低価格なゲーミングPCの製品開発から品質管理まで一貫して監修。
詳しいプロフィール →
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